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パソコンで脳トレ
脳トレの一環として、パソコンを使用した方法を考える人もいます。パソコンは、キーボードを叩いたり、マウスを操作したりするので、脳には非常によい刺激になると考える人がいます。
ですが、最近の研究によると、脳トレにはパソコンはほとんど役に立たないことが解明されつつあります。脳の中枢ともいえる「前頭前野」の部位は、パソコンを使用しているときには、活動が極めて低いことが分かっています。
実際、パソコンに長い時間を費やしている人は、無表情になったり、笑わなくなったりすると言われています。このような結果は、脳波を調べる実験でも理解されています。パソコンを普通に使用している場合、脳の働きを向上させることは難しいですが、仕事上から止むを得ない人もいます。
■前頭前野を活発にする工夫
1時間ごとに小休止を取る。このとき、お菓子を食べたり、ジュースを飲んだり、人と会話したりする。また、家のなかを歩き回ったりして気分転換する。
非常に簡単な試みですが、これだけで前頭前野の働きを促す脳トレになるのです。
■電子ブックと本
パソコン上には電子ブックというネットで読める本が存在しています。これは、内容は一般の本とまったく変わりないものです。
しかし、近年の研究によると、パソコンで読む電子ブックの場合、脳トレの面においてあまり役に立たないと言われています。同じ内容のページを読んでも本の紙面で読んだほうが脳を活性化させるため、脳の機能範囲を広くするためにも、自分から進んで本を読むべきでしょう。