集中力を高める＠脳トレで脳力アップ

イメージトレーニングは、記憶力を上げる脳トレとして知られています。脳の記憶を司るのは右脳のほうで、左脳との記憶力の差は100万倍にも達すると言われています。

どちらの脳にも記憶能力がありますが、左脳は少ない情報量を少しずつ覚えていきます。このような機能の差から、記憶力の向上を目指すイメージトレーニングを行うなら右脳を強化したほうがよいのです。

通常、モノの名前を覚えることは大変だと思うかもしれません。しかし、脳トレによって右脳のイメージトレーニングを行えば、驚くほどの記憶能力を引き出せるのです。

過去に、モノの名前を50個ほど読んでいき、相手が何個覚えられるかを調べる実験が行われたことがあります。このとき、相手は50個すべての名前を間違いなく答えたのです。

記憶力向上の脳トレでは、名前や文句で記憶するのではなく、脳のなかで印象を膨らませることで記憶していきます。これが、右脳のイメージトレーニングと呼ばれるものです。

物事を理解するうえでは左脳のほうが優れていますが、記憶を理解力だけで処理するのは簡単ではありません。記憶力を数倍に向上させるには、あくまで右脳を生かすことがポイントとなるのです。

現在、日本における学習の場では、理解力に重点を置いて教育しています。そのため、右脳による脳トレは馴染みが薄いのです。ここで、両方の脳の機能を充分に生かせれば、従来の勉強法と比較しても飛躍的な学習効率が期待できると言われています。