集中力を高める＠脳トレで脳力アップ

脳トレを開始する時期は、なるべく早いほうが効果的です。中高年でも効果は期待できますが、若いほど記憶力がよいので脳トレの効果も倍増するのです。

人間の脳細胞が完成するのは、2歳で60％、6歳で90％と言われていますが、6歳を過ぎると徐々に減少が始まると言われています。子供と比べて大人の知識は豊富なため、脳細胞が子供より少ないと聞くと変に思うかもしれません。大人の場合は、今までの経験をもとにして脳へ情報を送信し、その情報から解決策を模索し、それぞれの器官に指示を与えるのです。

送信された情報は、知識の量が増すほど、脳内のシナプスが増加します。シナプスが入り乱れた脳というのが、充分に機能を発揮できる脳だと判断できます。脳トレの効果を充分に期待するには、シナプスの数が多いほうがよいため、将来の脳トラブルの予防という点では、本格的なトレーニングが必要となるでしょう。

シナプスの数は出生児のころで2500億くらいですが、その後は加速度的に増加の一途をたどり、8ヶ月くらいでは5兆にもなると言われています。このときのシナプスをピークとし、あとは少しずつ減少していきます。そして、12歳では3兆くらいまで減少します。

シナプスを効率的に増加させるなら、脳トレを実践するのが一番です。脳のトレーニングによって、右脳と左脳をバランスよく働かせれば、シナプスの減少を食い止め、ある程度の量を維持できると言われています。