集中力を高める＠脳トレで脳力アップ

脳トレで重要なのは、バランスのよいトレーニングを行うことです。左脳は生活するための基本的な役割を担っており、右脳は感性や芸術面での機能を発揮します。この役割を学習に例えると、教育の基本ともいえる国語、数学、科学、社会などは左脳をメインとし、図画や音楽などの才能が求められる分野では右脳がメインとなります。
両方の脳を効率よく脳トレで鍛えるためには、相乗効果を利用しなければなりません。右脳を鍛えたいからと、右脳の脳トレばかりを実践していると、左脳の機能までも悪化してしまいます。

そのため、両方の脳のバランスを取りながら鍛えていくことが大切なのです。しかし、何か特別なことが求められることはなく、普通に脳トレを行っていれば左右の脳を活動させています。
実際、読書をしているときには左脳がメインに働きますが、読んだ内容をイメージする機能は右脳にあります。そのため、特に意識しなくても両方の脳を同時に鍛えることが可能なのです。

このようなバランス強化のためには、それぞれの脳にウエイトを置いた脳トレを実践するのが一番です。トレーニングのなかには、右脳にウエイトを置いたタイプと、左脳にウエイトを置いたタイプがあるからです。
現在、両方の脳をバランスよく強化するには「読書」が最も適しているとされます。特に音読で文章を読むと、脳のさまざまな部位をまんべんなく使うことになります。読書以外では音楽鑑賞も効果的なので、料理を作ったり食事を食べたりしながら実践してみるとよいでしょう。